こんにちは、いち(@ichigo_ichi_a)です。
私は2021年1月にFP技能検定(ファイナンシャルプランニング技能検定)3級の試験を受験し、無事合格することができました。
(その後、2023年5月には2級も取得しています。)
お金の基礎知識が幅広く学べ、自分の今後のライフプランについてよく考えるきっかけになったので本当に受験してよかったなと感じています。
私自身がそうだったのですが、これから受ける方の中には、金財(金融財政事情研究会)と日本FP協会のどちらで受けたらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は資格取得のメリットと合わせて、「なぜ私が金財で受験をすることにしたのか」についても合わせてお伝えします。
- FP(ファイナンシャルプランナー)技能検定を受けるメリットが知りたい
- FPを受けてみたいけど、まずは試験の概要が知りたい
- FP協会と金財(金融財政事情研究会)のどちらで受けようか迷っている
【ファイナンシャルプランナー】取得のメリットを紹介!金財とFP協会の違いも解説
ファイナンシャルプランナーは資格そのものよりも、勉強をする内容を生活に生かせることが最大のメリットだと思います。
私がFPの勉強を始めたのはお金の大学の著者で有名な両学長(@freelife_blog)のYouTubeを見たのがきっかけです。
そして、金財とFP協会の最大の違いは実技試験の内容です。
- FPを勉強することで得られるメリット
- 金財とFP協会の違いは?
順番に解説していきますね。
FPを勉強することで得られるメリット
FP試験は1月、5月、9月の年に3回実施されます。
そしてFP技能士を取得するには学科試験と実技試験の両方に合格する必要があり、大きく6つの科目から出題されます。
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
この中で学んだことで実生活にもメリットが大きかったのは3つです。
- ライフプランニングと資金計画
- 金融資産運用
- タックスプランニング
それぞれ感じたメリットについて詳しく説明していきますね。
- 将来に対する不安が軽減した
- 投資についてより理解を深めることができた
- 自分が払っている税金や節税について考えられるようになった
将来に対する不安が軽減した
①のライフプランニングと資金計画を学ぶことで、社会保険や高額療養費制度、公的年金などについて理解することができます。
勉強をする中で、公的にどの程度の医療費や手当がもらえるのか具体的な数字がわかるようになり、突然病気になって働けなくなったらどうしようという漠然とした不安が軽減しました。
本当に必要な保険は何かについて考えるきっかけにもなるかと思います。
年金についても、どういう制度なのかを基礎から知ることができ、企業型DCやiDeCo(個人型確定拠出年金)のしくみも理解できるようになりました。
投資についてより理解を深めることができた
③の金融資産運用を学び、これまでは苦手意識のあった経済や景気の指標(景気動向指数や日銀短観など)についても少しずつわかるようになりました。
そして債券、株式、投資信託等についても基本からポートフォリオ、かかる税金(利子所得)のことなど幅広く学ぶことができます。
この科目で学ぶ内容はNISA(少額投資非課税制度)、積み立てNISAを始める前にもとても役に立つ知識だと思います。
自分が払っている税金や節税について考えられるようになった
④のタックスタックスプランニングを学び、給料から源泉徴収されていた税金についても把握することができるようになりました。
そして、課税標準額から各所得控除(配偶者控除や扶養控除、医療費控除など)を差し引いて課税所得金額が計算できることがわかり、節税のためには控除についてきちんと知っておくことが重要であるとわかりました。
また、税額控除(住宅ローン控除や配当控除)や確定申告についても詳しく学ぶことができます。
その他ふるさと納税などにより、控除を増やすことで税金が減るというしくみを家族にも伝えやすくなり、否定的だった私の親も昨年からふるさと納税を始めることになりました。
金財とFP協会の違いは?
どちらの試験も受験日、受験費用、試験時間、合格基準(6割以上)、獲得できる国家資格は同じです。
そして、学科試験(○×問題)の内容もどちらも同じですが、実技試験だけ大きく異なるので以下にまとめてみました。
実技試験 | FP協会(資産設計提案業務) | 金財(個人資産相談業務) | 金財(保険顧客資産相談業務) |
出題形式 | 三答択一式20問 | 事例形式5題 (計15問) | 事例形式5題 (計15問) |
2021年1月 合格率(実技) | 86.53% | 58.63% | 56.01% |
2017-18年の平均合格率(実技) | 87% | 67% | 45% |
出題分野 | 6科目すべて | リスクマネジメント除く5科目 | 金融資産、不動産を除く4科目 |
金財は実技試験項目が1~2科目少ないです。
試験まであまり時間がなかったため、なるべく勉強時間を短縮したいと考えた私は金財で個人資産相談業務の実技試験を受験することに決めました。(金融資産の科目は学びたいと考えました)
しかし、申し込み後にHPやブログ等を調べるとFP協会の方が問題数が多く、合格点がとりやすいこと、また合格率も平均して20%近く高いことがわかり、少し後悔しました。
ただ金財の合格率が低いのは、金融関係の会社で義務で受けている場合など、あまり意欲的に勉強をしていない受験者も多いからとも言われているそうです。
まとめ
ファイナンシャル・プランニング技能士3級は、日本の国家資格であり、比較的簡単に取得することができるといわれています。
勉強した知識は実生活にすぐに役立つものばかりなので、興味のある方はぜひ受けてみてください。
試験を受けなくても、FPの勉強をするだけでお金の知識の基礎全般が学べるのでとてもおすすめです。
ちなみに勉強期間は2か月強、隙間時間にスマホで無料で使える過去問道場なども併用して、1日30分-1時間程度の勉強で合格できました。
大人になってから久しぶりに合格証書がもらえて嬉しかったです。
気になった方はぜひ参考書だけでも見てみてください。
おすすめはみんなが欲しかった!FPの教科書シリーズ。とてもわかりやすく、楽しく勉強できました。
問題集も同じシリーズを使いました。
短期間で確実な合格を目指す方など、講座を受講する場合は教育訓練給付制度の対象となります。
今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!