こんにちは、いち(@ichigo_ichi_a)です。
私は現在1歳と4歳になる子どもがいますが、2人とも無痛分娩で出産しています。
1人目は自然陣痛からの無痛分娩、2人目は計画入院で誘発からの無痛分娩でした。
無痛分娩体験談①自然陣痛からの実際の流れについてはこちらの記事をご参照ください。
- 無痛分娩(計画入院)の体験談が知りたい
- 計画入院のメリットが知りたい
- 具体的な流れや、料金が気になる
【無痛分娩体験談②】計画入院の実際の流れをまとめました
無痛分娩のことは前回の記事でも詳しく書いたので、今回は計画入院という視点にしぼってまとめました。
- 計画入院からの無痛分娩の実際の流れ
- 計画入院で良かったこと、気になること
私自身、医療職者として多少知識はありますが、あくまで今回の記事は私個人の体験談なので、1つの例として参考程度に読んでいただけたらと思います。
計画入院からの無痛分娩の実際の流れ
無痛分娩についてもう1度簡単に説明すると、硬膜外麻酔を用いて、痛みをやわらげた状態で出産をすることです。
硬膜外麻酔とは
硬膜外麻酔は、脊椎(背骨)の中にある脊髄のすぐ近くの硬膜外腔という場所に、 麻酔薬をいれて、手術部位の痛みを無くす、あるいは軽くする麻酔法です。
手術をする所に合わせて、背中のどこから麻酔薬をいれるかを決め、カテーテルという細い管をいれます。 このカテーテルから麻酔薬をいれて麻酔を行います。
出典:日本麻酔科学会公式HP
私が選んだクリニックは、初産の場合は陣痛が来てから麻酔を入れる「自然陣痛での無痛分娩」だったので、1人目のときは自然陣痛を待ってからの入院、出産となりました。
一般的に2人目の場合、初産よりもお産の進みが早いと言われているので、2人目を妊娠したときは、すぐに医師から計画入院を提案されました。
1か月前くらいから入院日を決める病院もありますが、私の通っていたクリニックは状態を見てから入院日を決めるとのことで、直前まで入院日がわからなかったです。
定期健診で計画入院が決定してから、出産するまでの流れはこんな感じでした。
出産前日(定期健診)
38週の健診。子宮口が3センチ開いているとのことで「明日の9時に入院しましょう」と告げられる。
出産当日
- 9時:荷物をもってクリニックへ。受付をすませ、処置室へ。
- 9時15分:子宮口にラミナリアを挿入する処置を行う。
ラミナリアとは:海藻でできたスティック状のもの。水分を含むと徐々に膨化して子宮口を広げてくれる。
- 9時30分:分娩室へ移動し、硬膜外麻酔を開始。陣痛促進剤の点滴開始し、モニターを付ける。
- 10時30分:子宮口5センチ。モニター上では陣痛が来ていると言われる。先生により人工破水。
- 11時:子宮口8センチ。モニター上で陣痛間隔も5分くらいになってくる。(痛みはない)
- 11時半:少し痛みが出てきたので、麻酔を追加してもらう。(1人目の反省を生かして早めに助産師さんへ伝える。)
- 12時半:子宮口全開になり、陣痛間隔も2分ほどに。麻酔が効いているためなんとなく子宮が固くなる感覚だけで、痛みはほとんどなし。
- 13時:先生が来て、いきむ練習を数回。1人目よりも早く、3回いきんだだけで生まれる。
赤ちゃんを隣に寝かせてもらい、人生2回目の感動を味わう。
夫が終始動画撮影をしていてくれて、感動の瞬間も記録にしっかり残っています。
計画入院でよかったこと、気になったこと
良かったこと
- しっかり事前準備ができる
- 予定が立てやすい
- 特別料金がかからない可能性が高い
しっかり事前準備ができる
1人目のときは思った以上に早い週数で、しかも夜に陣痛が来たため荷物は用意していたもののバタバタしてしまいました。
計画入院では、前日にゆっくり準備をすませて入院できたことで、気持ちにも大分余裕ができました。
「陣痛が動けないくらい痛かったらどうしよう」「1人でタクシーなど対応しなきゃいけないかも…」などの心配をせずに済んだのも良かったです。
予定が立てやすい
特に上の子がいる場合は事前に保育園の調整や、看てくれる人に預けたりするのに、急な陣痛後では対応が難しいと思います。
私の場合は前日でしたが、事前に入院が決まっていると、それに合わせて家族も予定が組めるので楽です。
特別料金がかからない
計画入院では、必ず日中に入院することができるので、深夜料金など特別な追加料金がからなかったのもありがたかったです。
金額は病院にもよりますが、診療時間外の出産ではほとんどの場合で追加料金がかかってしまいます。
計画入院では診療時間内の入院となるので、時間外になる確率はかなり低いと思います。
ちなみに、1人目のときは休日深夜の出産で出産育児一時金+30万円くらい、2人目の計画入院は平日日中の出産で+20万円くらい手出しがありました。(個室代込み)
気になったこと
- 出産までに長期戦になることがある
- 陣痛促進剤のリスク
出産までに長期戦になることがある
私が計画入院において1番心配だったのが、子宮口があまり開いていない状態から出産までどのくらいかかるのかわからないということでした。
人によっては、なかなか子宮口が開かず、ラミナリアの本数や陣痛促進剤を追加したり、バルーンをいれたりでかなり時間がかかることがあります。
陣痛促進剤のリスク
まれにですが、陣痛促進剤を使いすぎてしまうことで過強陣痛が起こり、胎児に子宮収縮の負担がかかってしまう可能性があることも少し心配でした。
ただし、陣痛促進剤を使用するときには、医師や看護師が分娩監視装置をしっかり確認しながら、促進剤の量を調整してくれるので、心配しすぎる必要はないと思います。
まとめ
無痛分娩を扱う施設は増えていますが、自然陣痛から24時間対応で無痛分娩ができるところはまだまだ少ないようです。
そのため、1人目から計画入院で、麻酔科医がいる時間帯に合わせて日中に無痛分娩を行うケースも多いのではないかと思います。
計画入院のメリットは以下の通りです。
- しっかり事前準備ができる
- 予定が立てやすい
- 特別料金がかからない可能性が高い
また、前回の記事にも書きましたが、無痛分娩のメリットは本当に大きいと思います。
- 赤ちゃんを穏やかな気持ちで迎えられる
- 出産が幸せな思い出になる
- 産後の回復が早い
無痛分娩体験談①自然陣痛からの実際の流れについてはこちらの記事をご参照ください。
今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!