こんにちは、いち(@ichigo_ichi_a)です。
最近ジュニアNISAを始めたという人をTwitterでもよく見かけます。
子どもが生まれて、将来のために申し込みをしようと考えている人も多いのではないでしょうか。
令和2年度税制改正により、ジュニアNISAは廃止が決定しました。
それなのになぜ今注目されているのかというと、廃止決定により18歳まで引き出せなかった払い出し制限が撤廃されたことで使いやすくなったといわれているからです。
今回の記事ではSBI証券で申し込んだときの画像を使いながら、具体的な流れについてまとめました。
- ジュニアNISAに興味があるが、まだよくわかっていないので不安がある
- ジュニアNISAの申し込みの前にするべきことを知りたい
- SBI証券での口座開設の流れと、どれくらい時間がかかるのかが知りたい
【ジュニアNISAの利用方法】実際の申し込みの流れとかかる日数等まとめ
実際に私がSBI証券に書類を申し込んだのは2021年、年明けすぐでした。
そして、ジュニアNISA口座開設が完了したのは約1か月後。
iDeCoほど時間はかからず、思ったよりすぐに開設できたなぁという印象でした。
ただ、事前にやっておけばもっとスムーズにできたなぁと思うこともあったので以下の順番に説明していきたいと思います。
- ジュニアNISAを申し込もうと思ったきっかけ
- 実際の申し込みの流れ(事前に準備しておいた方がよいこと)
現在の運用実績はこちらです。
ジュニアNISAを申し込もうと思ったきっかけ

子どもの教育資金については、数年前から勧められるがままに入っていた外貨建て終身保険があったため、ジュニアNISAを申し込もうと思ったことはありませんでした。
しかし、投資の勉強を始めてからは積み立てNISAだけでなく、使いやすくなったジュニアNISAにも興味をもち始めました。
その中で外貨建て終身保険も投資で運用している商品であり、為替リスク・元本割れのリスクもありながら手数料がとても高いことに気づきました。
いろいろと調べて夫婦で話し合った結果、ジュニアNISAを3年間余剰資金の範囲内でできる限り(1年間1人最大80万円)積み立てていこうと決めました。
すでに別の掛け捨て生命保険にも入っていたため、学資保険代わりの外貨建て終身保険は払い済み保険に変更しました。
もちろん教育資金については、運用だけでなく貯蓄も合わせて行っていきたいと思っています。
理由をまとめると
- 今後資金運用していくなら、自分たちで選んだ商品でしたいと考えた(保険は払い済み保険へ変更)
- 将来、子どもへの金融教育にも使いたい
- 長期で持てば運用で資産が増える可能性が高く、運用益はすべて非課税となる
以下にジュニアNISAの概要と令和2年度の税制改正でどう変わったのかについて記載しておきます。
ジュニアNISA概要
ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)
ジュニアNISAとは、2016年度から始まった未成年者を対象とした少額投資非課税制度です。未成年者(0~19歳)を対象に、年間80万円分の非課税投資枠が設定され、上場株式、株式投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
金融庁HPより引用
利用できる方 | 日本にお住まいの0歳~19歳の方 (口座を開設する年の1月1日現在) |
---|---|
非課税対象 | 株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年80万円が上限 …未使用分があっても翌年以降への繰り越しはできません。 |
非課税期間 | 最長5年間 …期間終了後、新たな非課税投資枠への移管(ロールオーバー)による継続保有が可能です。 |
投資可能期間 | 2016年~2023年 …2023年12月末以降、当初の非課税期間(5年間)の満了を迎えても 一定の金額までは20歳になるまで引き続き非課税で保有できます。 |
運用管理者 | 口座開設者本人(未成年者)の二親等以内の親族(両親・祖父母等) …金融機関によって異なる場合がありますので 口座を開設される金融機関にお問い合わせください。 |
払出し | 18歳までは払出し制限あり。 …3月31日時点で18歳である年の前年12月31日までの間は、原則として払出しができません。 ただし、災害等やむを得ない場合には、非課税での払出しが可能です。 |
改正により2024年以降払い出し可能に
繰り返しになりますが、令和2年度の税制改正により、ジュニアNISAは2023年末で終了・廃止になります。
口座開設可能な期間は、2023年末までです。
2024年1月1日以降は全部解約(ジュニアNISA口座の廃止)した際の利益に対してさかのぼって課税されることはありません。
払出制限は2024年以降も適用されるため、ジュニアNISA口座を開設している状態で資金の一部だけの引き出しはできません。
楽天証券HPより
こちらのリベラルアーツ大学両学長の動画もわかりやすいので、参考にしてみてください。
実際の申し込みの流れ(事前にやっておいたほうがいいこと)

私はSBI証券で2人分の申し込みをしました。
まず、申し込みをする前にやっておいた方がいいことを以下にまとめます。
- 親権者の証券口座を開設しておく
- 子ども名義の金融機関口座を作っておく→ダイレクトも同時で申し込み、Web上で入金できるようにしておく
- 住民票を入手しておく(親権者と未成年者の続柄確認書類が必要。戸籍謄本などでも可)
- マイナンバーカード発行(ない場合は通知カードと他の身分確認書追加でも可)
- 資料請求→申込書を受け取る
- 必要書類の準備と記入
- 郵送→口座開設完了メール、書類を受け取る
- 子ども名義の金融機関口座からSBI証券未成年口座に入金
- 商品選択→買付
①資料請求
1月3日にSBI 証券のHPから資料請求、2日後には口座開設書類が自宅に届きました。(混み具合により、前後すると思います)
\資料請求はこちらから/
②必要書類の準備と申込書記入

必要書類に記入し、本人確認書類と合わせて送付します。
住民票が必要なので、あらかじめとっておくとスムーズです。
私の場合は、書類が届いてから住民票が必要なことに気づき、次の日に住民票を発行しに役所へ行きました。
両親のサイン等、書類を作成するのにも少し時間がかかり2日後にやっと送付できました。
③口座開設完了メール、郵便書類を受け取る
提出後約2週間で口座開設申し込み完了メールが届きます。
そこから税務署の確認があり、ジュニアNISAの口座開設完了のメールと書類が届いたのはそのあとさらに1週間後くらいでした。
資料請求から考えると1か月弱かかったのですが、事前に準備をしておけばもう少しスムーズに進められたと思います。
④子ども名義の金融機関口座からSBI証券未成年口座に入金
ゆうちょや楽天銀行など、子ども名義の口座から証券口座へ入金します。
ここで私は子どものゆうちょダイレクトを申し込んでいなかったことに気づきます。
急いでゆうちょダイレクトを2人分申し込み。ゆうちょダイレクト利用者カードが届くまで、ここからさらに3日ほどかかりました。
\ゆうちょダイレクト申し込みはこちら/
2023年3月追記:ゆうちょダイレクトは現在、送金のためには有料のトークンか生体認証アプリが必要となっています。
そのため、証券口座への送金用に楽天銀行や三菱UFJ銀行など、別の口座も開設することをおすすめします。
口座開設完了後は、まず40万円ずつを子ども2人のSBI証券未成年口座へ振り込みました。
流れは以下の通りです。
- SBI証券サイトにログイン後、入出金ボタンをクリック
- 入金したい銀行を選択し、金額を入力→各銀行のサイトへ移動し、ログイン後、承認して完了(下はゆうちょの例です)


⑤商品を選ぶ→買付
買付余力に入金した金額が反映されたら、いよいよ商品を買付します。
入金後すぐには反映されていませんでしたが、翌日ログインしてみたらちゃんと買付余力に反映されていました。

まず最初の商品は投資信託のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を選びました。
SBI証券の場合は投資信託だけでなく、外国株式やETFも買付可能です。
投資信託の検索ボックスに「emaxis」と入力すると下記のように一覧から選べます。


必ず「ジュニアNISA口座ーNISA預り」を選択し、最後に金額を指定して購入完了です。

スポット購入だけでなく、毎月一定額(最大66,666円)積み立てていくこともできます。
ちなみに我が家は残り半分の枠で米国ETF(VYM、VIG)を購入しています。
米国ETFを選択した理由や具体的な購入方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
今回の場合、ジュニアNISAは約1か月で開設できました。(時期によって長期休暇などがあるともう少しかかることもあるそうです)
まだ投資をしたことがない方は、まず自分の積み立てNISAなどから始めて、少し慣れてからでも十分間に合うと思います。
- 親権者の証券口座を開設しておく
- 子ども名義の金融機関口座を作っておく→ダイレクトも同時で申し込み、Web上で入金できるようにしておく
- 住民票を入手しておく(親権者と未成年者の続柄確認書類が必要。戸籍謄本などでも可)
- マイナンバーカード発行(ない場合は通知カードと他の身分確認書追加でも可)
- 資料請求→申込書を受け取る
- 必要書類の準備と記入
- 郵送→口座開設完了メール、書類を受け取る
- 子ども名義の金融機関口座からSBI証券未成年口座に入金
- 商品選択→買付
また、FP(ファイナンシャルプランナー)の勉強をしたことも、教育資金について考える上でとても役立ちました。
ライフプランニングや投資に興味を持ったら勉強して損はないと思います。
今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!